ヘアカラー専門店fufuのFast Beauty、戦略立案・財務に強い役員招へい

経営・業界動向
ヘアカラー専門店fufuのFast Beauty、戦略立案・財務に強い役員招へい

ヘアカラー専門店「fufu」を全国に約90店舗展開する株式会社Fast Beautyは、2021年10月26日付で、取締役2名を外部登用する役員人事を行った。

資本業務提携先のトリドールホールディングス出身の原田悠氏が取締役CSO(戦略担当責任者)、三菱商事出身の岡本和幸氏が取締役CFO(財務責任者)に就任した。

経営戦略・財務の責任者を外部登用

2014年10月、東京・中野に1号店をオープンして以来、スピード出店を続け、現在は全国に約90店舗を展開するヘアカラー専門店「fufu」。

より一層の経営体制強化と事業基盤拡大に向けて、運営会社のFast Beautyは、経営戦略、財務それぞれの責任者として社外から2名の有識者を招へいし、取締役に登用した。

戦略担当は原田氏、丸亀製麺のトリドールHD出身

戦略担当責任者として取締役CSO(Chief Strategy Officer)に就任したのは、Fast Beautyの資本業務提携先であり、丸亀製麺で知られるトリドールホールディングス出身の原田悠氏。

トリドールホールディングスでは、戦略企画部長として、国内外M&Aや全社戦略の立案を担ってきた。

Fast Beauty(fufu)の取締役CSO(戦略担当責任者)に就任した原田悠氏

原田悠

取締役CSO/戦略担当責任者

2012年株式会社ドリームインキュベーター入社。戦略コンサルタントとして大企業を対象にした戦略立案や海外拠点の立ち上げ等に従事した後、株式会社トリドールホールディングス経営企画室に参画。同社戦略企画部長として国内外M&Aや全社戦略の立案を担ってきた。2021年10月にFast Beautyに参画。

財務担当は岡本氏、三菱商事で資金調達やM&A従事

財務責任者として取締役CFO(Chief Financial Officer)に就任したのは、三菱商事出身の岡本和幸氏。

三菱商事では、グローバルな資金調達・資金運用戦略を実行。M&A案件、投融資案件の投資審査業務に従事していた。

Fast Beauty(fufu)取締役CFO(財務責任者)に就任した岡本和幸氏

岡本和幸

取締役CFO/財務責任者

2006年4月、三菱商事株式会社に入社。日本・香港・シンガポール・米国(NY)での各国金融拠点におけるグローバルな資金調達・資金運用戦略実行、各地域におけるグループ内企業向けファイナンス・資本市場調達を実施。M&A案件、投融資案件の投資審査業務に従事した後、2021年10月にFast Beautyに参画。

国内外の出店・サービス展開を加速

「『プロのヘアカラーを、もっと手軽に』お客様へ提供することで、『キレイな髪で、毎日をにこやかに』過ごす方を一人でも増やしたい」というのが、Fast Beautyの考え。

リーズナブルな価格でプロによる高いクオリティのサービスを提供するというビジネスモデルが支持を集め、ヘアカラー専門店「fufu」「fufu R」の来店客数は、累計で約200万人に上る。

ヘアカラー専門店のFast Beauty(fufu)の経営陣
Fast Beautyの経営陣。前列中央が高橋賢代表取締役社長、前列右が広江一也社外取締役(NORA代表)、前列左が中塚英輝取締役COO。後列左から東窪幸博取締役会長、新任の岡本和幸取締役CFO、原田悠取締役CSO

業界では、ヘアカラー専門店に対して“安かろう悪かろう”のイメージが根強くあるが、Fast Beautyは、南青山の本店を始め、銀座やフィリピン・マニラにデザイナーズサロンを展開するNORAと業務提携。代表の広江一也氏を社外取締役に迎えて技術監修を受け、商品の共同開発を行っている。

今回の原田・岡本両氏の取締役就任により、原田氏の戦略コンサルティングファームおよび事業会社における戦略立案などの経験や、岡本氏の総合商社でのグローバルなファイナンス経験を活かし、国内外を問わず出店・サービス展開の加速・発展を目指す考えだ。

編集長の目 「マザーズ上場のAguも、2年半前にCSO・CFOを外部登用」

今回、Fast Beautyは経営体制と事業基盤を強化すべく、CSOとCFOを外部登用しました。

ここで思い起こされるのが、業務委託美容室最大手Agu.の運営会社で、今月19日付でマザーズに上場するAB&Companyです。同社も2019年1月にアクセンチュア出身のCSOと銀行・投資会社出身のCFOを招へいしました。

ちなみに、この時CSOに就任した北村嘉崇氏はすでに退任し、先月より、ファンドに買収された業務委託美容室の取締役となっています。

美容室が規模拡大を図るには美容師の人手不足がネックになりがちですが、ヘアカラー専門店や業務委託美容室は、人を採用しやすいサロン形態です。

特に、ヘアカット不要のヘアカラー専門店は、休眠美容師の復職先、スタイリストデビュー前に退職したアシスタントの転職先になりやすく、ビジネスモデルとして大きな強みになっています。

その反面、スピーディーな出店はやはり負担が大きく、創業から7年で約90店舗を出店しているFast Beautyの今回の役員人事は、体制の立て直しなのか、あるいは海外進出も含めた拡大策のためなのか、もしくはヘアカラー専門店初の上場を目指す布石なのか、今後の展開に注目です。

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