流行BGMを使う意外な効果 ブンヤ新太のYouTubeバズ講座(7)

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流行BGMを使う意外な効果 ブンヤ新太のYouTubeバズ講座(7)

YouTubeのショート動画においては、BGMも大きな意味を持ちます。

それは、「有名なBGMを使うと親しみを持ってもらえる」というだけでなく、ショートフィードにも影響を与えると言われているのです。

YouTubeバズ講座」の連載第7回では、ショート動画とBGMの関係について解説していきます。

アルゴリズムにも影響!?

こんにちは!ジャーナリストでVTuberとしても活動しているブンヤ新太です。

自分の手で、これまでに200本以上の動画をつくり、「記者VTuberブンヤ新太」で公開しています。

ショートフィードを見ていると、流行りの曲が使われている動画が非常に多いですよね。

実はこれは、「流行曲を使ったほうが親しんでもらえる」という話だけではなく、ショートフィードのアルゴリズムに影響を与えると言われているのです。

流行曲を知っていますか?

具体的な説明に入る前に、皆さんはショート動画で流行している曲をどのくらいご存じでしょうか。

ショート動画ではアニメの楽曲が非常によく使われる傾向があり、去年だとYOASOBIの「アイドル」や「勇者」。今はCreepy Nutsの「Bling‐Bang‐Bang‐Born」を使った動画が多くなっています。

また、VTuberの曲も使われやすいです。去年だと宝鐘マリンさんの「美少女無罪♡パイレーツ」がブームとなり、現在はVTuberユニット「ヒメヒナ」の「愛包ダンスホール」が流行しています。

あとはボカロ楽曲とかも流行りやすいですね。昨年だと「強風オールバック」や「人マニア」あたりでしょうか。

ショートフィードに載りやすくなる

実は、こういった流行の楽曲を使うと、ショートフィードに動画が載りやすくなるのです。

ショートフィードのアルゴリズムは公開されているわけではないので、詳しい中身は分かりませんが、同じ曲を使った動画同士が関連づけられていると見られます。

流行曲は様々な動画に使われているため、それをショート動画に使ってアップすれば、YouTubeがそれらとショートフィード上でリンクしてくれるようになるのです。

BGMの設定がショートフィードのアルゴリズムに影響を与える

注意が必要なのは、このBGMは動画編集の際につけるのではなく、YouTubeに動画をアップする際に設定するということ。そうしなければ、YouTubeが楽曲を認識してくれません。

また、ショート動画でのBGMの設定は、スマホから動画をアップする際にしかつけることができないので注意して下さい。

(PCで作成した動画にBGMを付けたい場合は、スマホに動画データを送って、スマホからYouTubeに動画をアップしましょう)

BGMの使い方には抜け道も

投稿するショート動画の雰囲気的に流行曲が合わない場合もあると思います。

その場合の抜け道として、もとの編集した動画には全く違うBGMをつけておいて、そのうえでYouTubeへアップする際には流行曲を選び、その曲の音量をゼロにするというやり方もあります。

動画で使われているBGMと、画面上に表示されているBGMが異なるため、違和感を覚える視聴者も出てきてしまいますが、このようにバズを狙うYouTuberもたくさんいるのです。

次回は、一般動画の作り方について解説をしていきます。

ぜひ、お楽しみに!

記者VTuberブンヤ新太(プロフィール画像)

ブンヤ新太

記者VTuber

1992年生まれ。2015年に東京大学文学部を卒業し、毎日新聞社に入社。宮崎、福岡でさまざまな事件、事故、災害現場の報道に携わった後、東京政治部で官邸や国会、政党や省庁などを取材。自民党の安倍晋三首相や立憲民主党の枝野幸男代表の番記者などを務めた。2023年に独立してフリーで活動を開始。バーチャルYouTuberとして活動しているYouTubeチャンネル「記者VTuberブンヤ新太」では日々のニュースを分かりやすく解説。200本以上の動画を制作し、チャンネル登録者数は7000人を突破、Xのフォロワー数は約1.8万となっている。本名は宮原健太で、文春や集英社、PRESIDENT Onlineや現代ビジネスなど様々な媒体に記事を寄稿している。

▽YouTube=https://www.youtube.com/@bunyaarata

▽X=https://twitter.com/bunyaarata

▽note=https://note.com/bunyaarata

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編集/大徳明子 文・図表/宮原健太(ジャーナリスト)

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